明日はワカサギ釣って天ぷらにします。天ぷらはいろんな味で楽しみたい派の金曜の友’しののめ’です。
最近クライアント様よりイラストのオーダーが入りまして、弊社がディレクションしてイラストレーターさんへ依頼する機会がありました。
その際のディレクションの時に結構悩んだので、メモがてら今後のディレクション作業をスムーズにしていきます。
目次
イラストレーターさんへのオーダー
今回、イラストを依頼したのはお仕事では初めてイラストを描く方ということだったので、できるだけ的確なオーダー表を作成しなければと考えてみました。
※社内にもイラストレーターはいるのですが、今回はスケジュールが合わず別のイラストレーターさんへお願いしています。
いつものようにGoogle先生に助けてもらいながら・・・そして自分がもしイラスト制作を依頼された場合のほしい情報を洗い出し、構成を考え、ポーズを練りだし、イラストレーターさんの持ち味を活かせるように。
基本的には100%の自分の理想でできあがってくる事はまずないと思っています。これはデザイナーも同じです。
考え方や作風があったりでいろいろな世界が見えてくる。だから物作りはおもしろいというのが私の考え方。
そして、一つの作品として仕上がるものを関わる人たちの案を組み合わせてできあがっていくということは、よりよい作品ができると思っています。
まずは、イラストを描いていく上で前提として『どんな用途に使用するイラストであるか?』をお伝えします。
デザイン制作の依頼も同じですが、媒体が違うと解像度が全くちがうのです。
・WEBサイトでの使用
・大きな看板で使用
・紙での使用
その他の場合も何で使うのかの情報が間違えてると、画像が粗くなってしまいぼやっとなったりとできあがってきたものが見当違いのものとなってしまいます。用途は必ず伝えてください。
また、そのときにサイズや、カラーなのかモノクロなのかもお伝えできるといいですね。
そして、クライアント様よりいただいた情報を、今回描いていただくキャラクターに焦点をあて時代背景や、小物使いなど指示書を作成します。
その際に、私が悩んだのがキャラクターポーズ。今回については、5人のキャラクターを1人ひとりにわけて制作依頼を出しています。それをこちらで配置してクライアント様にお渡しすることになっていました。
ただの棒立ちでは配置しても全然面白くないですし、最終的な納品物としてクライアント様を驚かせることができるかということに疑問が残ってしまいます。こちらで配置をするわけですから、イラストレーターさんへのオーダーポーズはもちろんこちらで決めなくてはなりません。
ネット上で「イラスト ポーズ」検索するとポーズ集らしきものがたくさんでてきますが、5人それぞれのポーズを検索して貼り合わせると微妙に配置しづらい。これで雰囲気が伝わるのか・・・と愕然。
そうこうしているうちに昔、私がハマっていたDAZ3dを思い出しました。最近は全くいじっておりません。
でもDAZで再ダウンロードして素材検索して購入してと考えると非効率すぎるとまた愕然。
うぅむ。どうしたものか。
そういえば、DAZと似たようなソフトでPOSERというのがあった!これだとどうだろう?と早速調べてみましたが、結局は一緒でした。今回の目的はイラストレーターさんにこういうポーズで描いてほしいと伝えるだけなので、こんなに高機能である必要はないのです。
と思いながら、さらに調査していくと・・・
あったよ!絵描きさんや絵を学ぶ人向けの人体ポーズアプリ EASY PORSER!
なんと、iOSで使える超お手軽アプリ。評価も高く、4.0!
すごいですね!しかも無料でも使えますからね!(´∀`)
私は今回早くアプリになれるためと、モチーフの関係で課金しましたが・・・少ない投資で的確な指示を出せるのでよしとしました。
ご自身でイラストを描いたり学んだりしたい方は、お金をかけずに色々使ってみても全然使える範囲だと思います。むしろ無料でも同じ機能が使えるのであえて課金する必要はないかと。
こちらのEASY POSER早速使ってみました。
※私がダウンロードしたのはiPad版です。自分でもイラスト描いたりするんでプライベートで遊べるかとw
絵描きさんや絵を学ぶ人向けの人体ポーズアプリ EASY PORSERの使用感
①まずはアプリを立ち上げスタート画面
②スタートボタンを押してモデルを追加
モデルもたくさんあります。
タブ:人
男・女(一般・小柄・4頭身)
スーパーヒーロー(男・女)
ビックマン
健身少年
女(一般B・一般C)
女(小柄B)
タブ:服
女子高生
男子高生
女性カジュアル
男性サバイバル
タブ:動物
馬
ドラゴン
タブ:乗り物
自転車
③開始ポーズを選択して配置
④後はプリセットで選択してポーズを変えるだけ。
⑤キャラクターの配置を考えてポーズを作りたいときは、「モデル追加」でフリープランは3人まで。Proプランは何人でも配置できます。
⑥左下の人形のようなマークでモデルを選択して配置をかえていきます。
⑦右側の真ん中にあるボタンをタップすると『ムーバーモデルの移動』は指でモデルを移動させることができ、『ムーバーカメラ』では、カメラの配置を変更できます。
⑧こんな感じで配置を完了させたら、全体図として一度画像保存。左上の目ん玉マークをタップするとカメラボタンが増えるのでそこをタップ。背景色ありと背景透過が選べます。このとき画角を選んだりもできますよ。
⑨あとは一度画面戻って選んだキャラクターの透明マークのオレンジを押すとキャラクターが消えるので一人づつを画像保存します。
※今回使用している画像は実際のものではありません。
こんな感じでポーズ集を作成しました。
あえて服などのイメージは今回入れていません。必要であれば服や、小物も使用して指示してあげられればイラストを描く方も共通のイメージを持ってもらえるのではないかと思います。
イラストディレクションの場合には、使ってみてもかなりお役立ちのツールだと思います。